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今回は6月の花をご紹介致します。
今回は【皐月】についてお話致します。
皐月の花言葉は「節約」「幸福」「節制」「貞淑」「協力を得られる」
サツキは常緑の低木で、関東地方以西の本州のほか、屋久島に隔離分布しています
。日当たりがよく、増水すると水没してしまうような川沿いなどに自生しています。
開花期は5月下旬から6月上旬で、ヤマツツジなどよりも1か月ほど遅く咲きます。
園芸用に乱獲されたほか、河川の護岸工事、ダムの建設によって生育地が少なくなり、絶滅が懸念される植物の一つです。
江戸中期にツツジのブームがあり、数多くの園芸品種が作出されました。
これらをおおまかに区別するために、4月から5月中旬に開花するものを「つつじ」、5月下旬から6月上旬に開花するものを「さつき」と呼び始めました。
「さつき」のほとんどは遅咲きの野生のサツキ(ロードデンドロン・インディカム)を改良したものなので、「さつき」イコール「サツキ」、またはその園芸品種という概念ができました。
日本原産の植物なので、栽培は容易です。
【栽培環境・日当たり・置き場】
庭植えの場合は、少なくとも午前中は日が当たる、腐植質に富んだ、水はけのよい場所が適しています。
鉢植えの場合は、開花期は室内でも観賞できますが、基本的に通年戸外で管理します。夏は半日陰、そのほかの時期は日当たりのよい場所に置きます。
冬は、乾燥した寒風に当たらない場所へ移動させてください。
【水やり】
通気性を好み、地表近くに細い根が張るため、乾燥に弱いという特徴があります。
春は盛んに成長するので、鉢植え、庭植えともに乾燥させないよう注意しましょう。
鉢植えは、夏の高温期には、暑い日中を避けて与えます。
庭植えは、基本的に水やりの必要はありませんが、夏の間は乾かさないようにしてください。
【肥料】
鉢植え、庭植えともに、花後から7月上旬まで、緩効性化成肥料や固形の油かすを1か月に1回施します。
9月下旬から10月に1回、また寒肥を2月に施します。
【病気と害虫】
★病気:褐斑病、疫病
★害虫:ハダニ、ツツジグンバイムシ、ベニモンアオリンガ、ハマキムシ
乾燥期にハダニやツツジグンバイムシが発生し、葉の汁液を吸い取って白く変色させます。
新芽や蕾の内部を食害するベニモンアオリンガの幼虫が4月から6月と、9月から10月に発生します。
【用土(鉢植え)】
赤玉土小粒5、鹿沼土小粒3、酸度未調整のピートモス2の配合土など、水はけと水もちのよい酸性土壌が適しています。
【植えつけ、 植え替え】
適期は、開花期を除く3月下旬から6月中旬、または9月下旬から10月です。
鉢植えは、2~3年ごとに行います。
根鉢を1/3程度くずし、深植えにならないように注意して、一回り大きな鉢に植え替えます。
【ふやし方】
★さし木:6月から7月に、さし木で簡単にふやすことができます。
充実した新梢を10cmほどに切り、鹿沼土小粒や市販のさし木用土にさします。
絞り花の品種は絞り花が出ている枝を、咲き分け品種(1株にさまざまな模様の花を咲かせるもの)は白無地か絞り花の枝を選ばないと、親と同じ花が咲かないので気をつけましょう。
【主な作業】
★剪定:開花前後に新梢を伸ばし始め、夏の間に翌年開花する花芽を枝先につくります。
このため、剪定作業は花後のなるべく早い時期に行います。
サツキは枝数が多く、芽吹きもよいので、伸び始めた枝も一緒に3cm程度に刈り込んで好みの形に仕立てることができます。
庭木の剪定や草花の手入れは道具や基礎知識があれば、ご自身でも作業が可能です。
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