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今回は7月の花をご紹介致します。
今回は【ネジバナ】についてお話致します。
ネジバナの花言葉は、「思慕」。
ネジバナは低地から亜高山帯までの、芝生や湿地帯の明るい場所に普通に見られる多年草です。
葉は濃い緑色で根元に集まってつき、1~8本の株立ちになります。
地下には多肉質の太い根が10~15cmほど伸びています。
株の中心から高さ15~40cmの花茎をまっすぐに伸ばして、らせん形に花をつけます。1つの花は5mm弱ですが、明るい桃色と独自の形で目立ちます。
花後、タネを散らすと株は一時休眠して、その後、芽を出します。
屋久島の高地の特産であるヤクシマネジバナ(Spiranthes sinensis var. amoena f. gracilis)は全体に小型で10~20cmほどしかありません。
各地でまれに見つかっているアキネジバナ(S. sinensis var. amoena f. autumnus)は夏の終わりごろから10月にかけて開花する秋咲きのタイプです。ナンゴクネジバナ(S. sinensis var. sinensis)は日本では伊豆諸島と奄美大島以南に分布するネジバナの基準変種です。
子房に毛がないのと、3月から4月ごろに開花するのが特徴で、冬は最低温度5~10℃に保たなければなりません。
ほかにもアメリカ産の白い花を咲かせる種類が栽培されていますが、これがどの種にあたるのかははっきりしません。
【栽培環境・日当たり・置き場】
年間を通して日なたで育てますが、夏だけは30~40%の遮光下に置いてもよいでしょう。
ナンゴクネジバナは、冬は日当たりのよい室内か温室内に入れ、最低温度5~10℃に保ちます。
【水やり】
雨が降らないかぎり、1日に1回は水を与えます。
山野草鉢などの乾きやすい鉢に植えている場合は、受け皿に砂利を敷いて水をひたひたに入れ、その上にのせるか、または二重鉢にして乾燥を防ぎます。
【肥料】
4月から5月に三要素等量の緩効性肥料を3~4号鉢で一つまみ施します。
10月にリン酸主体の緩効性肥料を同様に施してもいいでしょう。
盆栽づくりの場合、まったく肥料を施さなくてもかまいません。
【病気と害虫】
★病気:ウイルス病
比較的少ないのですが、葉が異常にゆがんだり、不規則なまだら模様が入り、やがて生育が衰えて枯れます。
治癒不能なので感染した株は捨てます。
★害虫:ナメクジ、カタツムリ、アブラムシ
ナメクジ、カタツムリに新芽を食害されてしまうことがあります。
鉢裏などを見回って捕殺します。
アブラムシが発生すると花茎がゆがんだり、ウイルス病を媒介したりします。
【用土(鉢植え)】
水もちのよいことが大切です。
市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
赤玉土小粒と硬質鹿沼土小粒を等量混ぜ合わせたものに植えてもかまいませんが、水やりが多く必要になるので乾燥防止に二重鉢にする必要があります。
水ゴケ単用でも育てることができます。
【植えつけ、 植え替え】
1年おきに植え替えます。
盆栽づくりの場合は3~5年に1回でもかまいません。
花後の休眠中か、新しい芽が動き始めたころの7月から8月に行います。
植物の根が乾燥しないように作業は手早く行うか、あるいは湿らせたティッシュや新聞紙で覆ったり、仮植えしたりしておきます。
表土にコケが密生してくる場合は、表土を削って新しい土に毎年入れ替えます。
太い根を傷めないように注意します。
【ふやし方】
★株分け:夏の終りごろに新芽を1~3本つけて株を分けます。
無理に分けずに、自然に分かれている部分で分けます。
★タネまき:7月から8月に果実が黄ばんでくると間もなくはじけてタネが舞い散るので、果実が黄色くなったら花茎ごと切って紙袋に入れてタネを集めます。
たいてい、花茎を切った翌日か、翌々日にはタネがとれているので、すぐに親株の周辺か、段ボールを混ぜ込んだ用土に振りかけるようにしてまきます。
多くは半年ぐらいしてから目に見えるような大きさに育ち、2~3年目には開花します。
【主な作業】
★タネの採取:7月から8月の花が終わったころ、大きくふくらんで黄ばんだ果実があるものを花茎ごと切り取って、紙袋に花茎ごと入れてタネを集めます。タネはすぐにまきます。
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