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今回は6月の花をご紹介致します。
今回は【ダリア】についてお話致します。
ダリアの花言葉は色によって異なりますが、赤ダリアは「華麗」「栄華」。
初夏から秋にかけて、美しく花壇を彩り、切り花にもよく使われるダリア。
その豊富な花色と花姿から、広く親しまれ愛されているダリアは、ガーデニング初心者でも比較的育てやすい花です。
ダリアの花を美しく咲かせ、よい状態で楽しむために大切なのが、剪定です。
ここでは植物の剪定についての基本とともに、ダリアの剪定の仕方を詳しく紹介します。
【剪定】
ガーデニングは盆栽と違うのだから、植物には自由にスクスク育ってほしい、なるべく自然のままに、と思う人も多いかもしれません。
でも、剪定することで日当たりや風通しがよくなり、病害虫の予防にもなるのですから、植物の健康を保つために欠かせないお手入れであると理解して、行うようにしましょう。
特にダリアの場合、きれいな花を楽しむために、剪定というメンテナンスは欠かせません。
放っておくと小枝ばかりが多くなり、栄養分が分散されて花が育ちにくく貧弱になり、枝はぼうぼうと上に伸び、風雨により、とても倒れやすくなります。
ダリアは1茎1輪咲かせるのが原則。
そのためには以下の剪定をこまめに行うことがポイントです。
★脇芽かき
頂芽ではない生長点=茎の根元から出る芽(枝)をハサミでカットすることをいいます。
★摘芯
茎の先端にある芽(頂芽)を摘み取ること。
ピンチとも呼ばれます。
脇芽が増えるので茎数も増え、つく花数も多くなります。
★切り戻し(※)
伸びた枝や茎を短く切り詰めること。
姿やバランスを美しく整えるだけでなく、日当たりや風通しがよくなります。
※切り花で、花の水あげをよくするために、茎の根元を新しく切り直すことも「切り戻し」といいます。
【剪定する目的とメリット】
★脇芽かきの目的とメリット
ダリアは生長するにつれ、枝の節々から全部脇芽が出てきます。その脇芽を放置しておくと、枝分かれがどんどん進んで栄養分が分散し、花が育ちにくく貧弱になります。たとえ大輪品種でも、大輪には咲きません。それを防ぐためには、こまめな脇芽かきが必要です。
★摘心の目的とメリット
種類によっても異なりますが、ダリアは自由に生長させると、草丈がどんどん上に伸びます。初夏に咲き始めたダリアは、開花を控えることで猛暑をのりきり、再び秋に本格的な開花を迎えますが、その間にも草丈は伸び続け、豪雨や強風で倒れやすくなります。
また、下のほうは葉が絡み合うようなジャングル状態になり、日当たりも風通しも悪く、ダリアが嫌う過湿状態に陥る危険性があります。
ダリアを摘心する目的は、そんな伸び放題になりやすい草丈を抑制する点にあります。そこから生じるメリットはふたつ。
ひとつはジャングル状態を回避して、過湿状態を防げること。
もうひとつは、摘心することで花数を制限して、より美しい花を次々に咲かせ、長く楽しめるようになることです。
これは「仕立て方」にも関連するので、詳しく後述します。
★切り戻しの目的とメリット
摘心後もダリアはぐんぐん育ちます。脇芽が伸びて葉が多くなると、土に近い根元のほうは蒸れやすく、風通しが悪く、ダリアが苦手なジメジメ状態になってしまいます。
切り戻しをする目的は、そうした過湿状態を防ぐことです。
日当たりや風通しがよくなって、ダリアが元気になるのはもちろん、切り戻しをすることで新しい枝が出て、数多くの花が美しく咲くようになります。
【剪定に適した時期】
ダリアの剪定は、その目的によって、適した時期が異なります。
言い換えれば、適期ではない時期に、剪定をしてはいけません。
特にダリアは大輪種と中小輪種では仕立て方が異なるので、剪定の方法が違ってきます。
ご自身で育てているダリアに合わせて手入れを行いましょう。
ダリアの剪定には、コツがあります
ダリアの剪定のコツは、「花の大きさに応じた仕立て方をする」ことに尽きます。
せっかく育った芽を切り取るのはかわいそう…、ハサミを入れるなんて怖い…という声をガーデニング初心者からよく聞きますが、植物の剪定は人間にたとえると“散髪”や“爪切り”のようなもの。
傷つけたり、生命に害を及ぼしたりする作業では決してありません。
むしろ、ダリアが元気に快適に、たくさんの花を咲かせるために必要なケアだと考えて、行ってあげましょう。
【剪定をするときの注意点】
ダリアに限らず、植物を剪定するときはよく切れる園芸用の剪定バサミを使いましょう。
キッチンバサミや文房具のハサミしかないから…という初心者が少なくありませんが、ヘアカットをするのにキッチンバサミを使わないのと同じく、植物のことを思うなら、やはり園芸用の剪定バサミを使ってあげたいもの。
先が細いものは細かい作業に便利です。
また、そのハサミを“清潔”な状態で使うことが重要です!
いろいろな植物を育てている場合、道具を媒介として病気が移ってしまうことがあるからです。
病気にかかった植物を切ったあとには、消毒が必要になります。ただし、罹病しているかどうかの判断はたいへん難しいため、剪定作業を行ったあとは必ず薬局で売られている消毒用エタノールに浸けたり、バーナーなどでハサミの刃の部分を焼いたりして殺菌するように心がけます。
普段のお手入れは、使用後に水で洗い、水分をよく拭き取ってから、オイルを塗っておく程度で大丈夫です。
庭木の剪定や草花の手入れは道具や基礎知識ご自身でも作業が可能です。
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