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今回は6月の花をご紹介致します。
今回は【ガーベラ】についてお話致します。
ガーベラの花言葉は色別で異なりますが、全体的な意味は「神秘・崇高美」。
【栽培環境・日当たり・置き場】
十分な日照のある温暖な気候を好みます。
日当たりが悪いと、葉が茂るだけで花が咲きにくい性質があります。
鉢植えも半日以上は日光の当たるところで管理しましょう。
太い根が何本も地中深く伸びて育つので、庭植えは耕土が深く堆肥などの有機質の多い肥よくな土壌が適します。
乾燥にも耐えますが、生育、開花には十分な水を必要とします。
風通しと水はけのよいことが大切で、長雨や多湿のときは病気が出やすくなります。
株元の芽が土に埋まらないよう、盛り土したところに浅く植えつけるようにしましょう。
生育の適温は10~20℃です。
【水やり】
鉢植えは用土が乾いたらたっぷりと与えます。
水はけをよくしておいて、水切れさせないことがポイントです。
多湿で常に湿っていると根腐れしやすく、乾燥すると成長が止まります。
庭植えの場合も、乾燥が激しい場合はたっぷり水を与えます。
【肥料】
鉢植えでは、植えつけ時に元肥として緩効性の粒状肥料と苦土石灰を用土に混ぜて施すほか、定期的に追肥を施します。
夏と冬の生育が緩慢な時期を除いて、粒状の緩効性化成肥料の置き肥を月1回、または月3回ぐらい液体肥料を施します。
庭植えのものは、春と秋に株のまわりに化成肥料などをまいておきます。
【病気と害虫】
★病気:灰色かび病、うどんこ病、白絹病、菌核病など
灰色かび病やうどんこ病の予防のためにも、花がらや枯れ葉を取り除き、日当たり、風通しをよくしておきましょう。
白絹病や菌核病など土壌病害も出るので、古い土を使うときには注意が必要です。
★害虫:アブラムシ、ダニなど
花がらや枯れ葉を取り除き、日当たり、風通しをよくして、アブラムシやダニの発生を予防します。
【用土(鉢植え)】
鉢植えは、赤玉土小粒7と腐葉土3の混合用土を基本とし、これに少量の堆肥や山砂などを混ぜてもよいでしょう。
庭植えは、腐葉土や堆肥を混ぜて土壌改良を十分に行います。
【植えつけ、 植え替え】
鉢植えのものは、根詰まりや用土の劣化により生育が悪くなるので、毎年春か秋に行います。
芽数がふえたものは、2~3芽ぐらいずつに株分けして植えつけますが、鉢を大きくして大株に仕立てることもできます。
【増やし方】
★株分け:春か秋に株分けを行います。
根が十分つくように割っていきますが、根の少ないものや、折れた芽は、さし芽用土にさして発根させてから植えつけます。
★タネまき:タネは寿命が短いので、早めに春か秋にまいて育てます。
ただし、タネから育てた場合は、元の株とは違う花が咲くこともあります。
【主な作業】
花がら取り、古葉取り:これらは病害虫の予防のためと、新葉や蕾の成長を促すために、大切な作業となります。
花茎は中途で切るのではなく、根元から折るように抜き取ります。
また、株元や新芽の部分が多湿にならないようにしておきます。
庭木の剪定や草花の手入れは道具や基礎知識ご自身でも作業が可能です。
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