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今年は3月が旬の野菜・果物・花をご紹介致します。
今回は【サクラ】についてお話致します。
サクラという名称は、野生種15種のほか、園芸品種数で300以上もあるサクラ属の総称です。
春の花木の代表で、公園、街路をはじめ個人の庭園でも植えられています。個人の庭園に植える場合には、中木程度の樹高になる種類(カワヅザクラ、オカメザクラ、ヨコハマヒザクラなどのカンヒザクラ系やマメザクラ系を親とする品種)が適しています。
以前の属名はPrunusでしたが、近年はサクラ属の属名にCerasus(サクラ亜属)を用いる傾向があります。
【栽培環境・日当たり・置き場】
サクラは、日当たりがよいところを好みますが、強い西日の当たるところはあまり好みません。
樹形は隣接する樹木などの影響を受けやすく、樹形がくずれやすい傾向があります。特に日陰になる場所の枝は枯れやすく、枝と枝との間隔が広くなって、日光を求めて枝先が伸びていきます。
通気性、透水性がよく、肥よくで水もちのよい土壌を好みます。強風の吹き抜ける場所は好みません。
【水やり】
庭植えでは、基本的に水やりは不要です。
ただし、夏に乾燥が続くときは、2週間に1回程度、朝のうちに水やりをします。鉢植えの株への水やりは、夏場は1~2日に1回程度、朝のうちに行います。
【肥料】
植えつけるときに、植え穴の底部に元肥として化成肥料を堆肥に混合して入れ、軽く覆土しておきます。
晩秋から冬にかけて株の周囲に何か所か穴を掘り、有機質肥料と緩効性化成肥料を混合したものを寒肥として穴の中へ施します。
肥料を地表にまくと、根系が地表に上がってくるので注意します。また、樹勢によっては花後に追肥をします。
【病気と害虫】
病気:てんぐ巣病
ソメイヨシノをはじめ、エドヒガン系のサクラに多発します。
症状の現れた枝は深く切除します。使用した刃物はよく殺菌して、次の作業を行います。
害虫:モンクロシャチホコ、コスカシバの幼虫
モンクロシャチホコは葉を食害し、コスカシバの幼虫は幹などに入って食害します。
葉を食害する昆虫は、集団が小さいうちに見つけて、捕殺します。
コスカシバは、根元付近の除草を行い、幹から出ているヤニを見つけ駆除します。
【用土(鉢植え)】
赤玉土(小粒)をベースに腐葉土と黒土を混合して(混合比率の目安は、赤玉土4、腐葉土3、黒土3)植えつけます。
【植えつけ、 植え替え】
鉢植えは、2~3年に1回は必ず植え替えてください。
適期は12月から3月です。
植え替えを怠ると、生育が衰えるだけでなく立ち枯れを起こしやすくなります。
また根を切らず用土を足すだけの鉢増しならば、4月まで行えます。
鉢植えを購入した際は、小さめの鉢に植えられていることが多いので、一回り大きな鉢に植え替えたほうが水管理が楽になります。
庭への植えつけも12月から3月が適期で、事前に腐葉土などの有機物をよく混ぜた元肥を入れてから植えつけます。
【ふやし方】
つぎ木:特に園芸品種は、つぎ木でふやします。
さし木:オオシマザクラ、ケイオウザクラなどは3月上旬から中旬ごろ、芽が吹く前にさし木が可能です。
さし穂は10~15cmの長さに調整し、鹿沼土や赤玉土のさし床にさします。
密閉ざしは、活着率が高くなります。
タネまき:可能ですが親株とは同じ花が咲かないことがあるので、園芸品種をふやすときには適しません。
【主な作業】
剪定:適期は12月から3月上旬です。成長期に強い剪定をすると長期間開花しなくなるので注意します。
太枝を切ることがないように小さい時から樹形を整えるようにします。
やむを得ず太枝を切ったときは、防腐処理剤などで切り口を処理しておきます。
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