今月が旬の花【ナデシコ】

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5月が旬の野菜・果物・花をご紹介致します。
今回は【ナデシコ】についてお話致します。

ナデシコの仲間であるダイアンサス属は、世界に約300種が分布しています。やさしい草姿に可憐な花を咲かせ、香りも魅力です。

カーネーションもダイアンサス属に含まれますが、通常はカーネーションを除いたものを総称して「ダイアンサス」と呼んでいます。

わが国では、秋の七草の一つであるカワラナデシコをはじめ、ハマナデシコなど4種が自生し、このほか、ヨーロッパ原産のタツタナデシコやヒメナデシコ、中国原産のセキチク、北米原産のヒゲナデシコなどが古くから観賞用に栽培されてきました。

品種も多く、種間交配によってさらに多くの園芸品種が育成されています。花壇やコンテナ、鉢植えだけでなく、高性種は切り花に利用され、幅広い用途があります。

園芸品種には、四季咲き性のものが多く、常緑性で耐寒性も強いので、品種や場所によってはほぼ周年にわたって観賞できるほどです。

【栽培環境・日当たり・置き場】

日照を好み、水はけのよいところが適します。少なくとも半日以上は日光がよく当たるところで、蒸れないよう風通しをよくしておくことが大切です。砂利混じりのところや、傾斜地、石垣の上など乾きやすいところでも育てることができます。

耐寒性の強い多年草ですが、高温期の多湿に弱く、また古株になるほど生育は衰えてきます。

タネやさし芽で数年ごとに株を更新していくのがよく、品種によっては一年草扱いもできます。

種や品種によって、草丈の高低や株の広がり方、性質の違いがあるので、場所や用途に応じて選ぶようにしましょう。

【水やり】

乾燥には比較的強いのですが、生育・開花には十分な水分が必要です。

用土が乾いたらたっぷり水を与えます。

葉幅が広く、質が薄くて柔らかいタイプの品種では、乾燥させると下葉が枯れ上がりやすいので注意します。

【肥料】

真夏と真冬を除き、成長期に月1回の置き肥をするか、または月3回ほど液体肥料を施します。

四季咲き性の品種は、肥料が切れると花つきが悪くなるので、やや回数を多めに、こまめに施すようにします。

【病気と害虫】

★病気:灰色かび病、さび病など
込みすぎたり風通しが悪いと灰色かび病やさび病などが出やすいので、花がら摘みや切り戻しをすることで株が蒸れないようにしておきます。

★害虫:アブラムシ
生育期を通じ発生ししだい早目に防除します。

【用土(鉢植え)】

水はけのよいことが条件です。

鉢植えでは、赤玉土7、腐葉土3の基本用土に山砂や鹿沼土などを3割ほど加えた用土が使いやすいでしょう。

庭植え、鉢植え、いずれの場合も、少量の苦土石灰を混ぜておきます。

【植えつけ、 植え替え】

細根がびっしり張るので、鉢では根詰まりしやすいものです。

毎年、春か秋に根をほぐして新しい用土で植え直します。

【ふやし方】

★さし芽:4月から6月か、9月から10月にさし芽でふやします。

花芽のついていない若い芽を切り取ってさします。

★株分け:地際からの芽吹きが多く、株張りのよいものでは、株分けでふやすこともできます。

★タネまき:タネが実るものは、春か秋にまいて育てることもできますが、親と異なる花が咲くことも多いので、品種のはっきりした市販のタネを利用するのが確実です。

【主な作業】

★切り戻し:梅雨期の蒸れや、夏越しに備えて、切り戻しを行います。

草丈の高いものでは、花が終わった茎を順次、株元近くで切り取ります。

草丈の低いものでは、開花が一段落したら半分くらいの高さまで刈り込みます。

四季咲き性の品種も、梅雨前に刈り込んで地際近くから新芽を吹かせると、秋の花つきや見栄えもよくなります。

ただし、マット状にこんもり茂る、‘花はな’などの品種は刈り込まずにそのまま育てることができます。

★株の更新:いずれの品種も、株が老化すると生育が悪くなり、枯れやすくなるので、タネまきやさし芽で株を更新します。

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