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5月が旬の野菜・果物・花をご紹介致します。
今回は【ジャーマンアイリス】についてお話致します。
ジャーマンアイリスは虹の花(レインボーフラワー)とも呼ばれるように、色とりどりの花を咲かせ、アイリスの仲間では最も華やかで、非常に多くの品種があります。
ヨーロッパに野生する自然交雑種ゲルマニカをもとにして、ほかのいくつかの原種も取り入れて交配育成が行われた系統です。ビアデッドアイリス(ヒゲアイリス)の類に含まれ、花弁のつけ根の近くにブラシのように毛が密生しているのが特徴です。
単色のもののほかに、上の弁と下の弁で色が異なるものも多く、ドレスをまとったような優雅な花の姿が個性的で香りもあります。
近年は育種が進んで、下の弁が垂れずに横へ大きく広がり、フリルやフリンジが入った品種も多く育てられています。
草丈1mぐらいの高性種から10~20cmのミニタイプまで、大きさのバラエティーもあり、開花期の早晩性も見られます。
いずれも地際の根茎が丸く大きくふくらんで球根のような形になり、横に這うように伸びて株が広がり、ふえていきます。
【栽培環境・日当たり・置き場】
日当たりと水はけのよいことが特に重要です。暑さ寒さに強いのですが、高温期は乾燥しているほうが安全です。
高温多湿、日照不足は病気も発生しやすく、根腐れ、茎腐れなどで株が弱り、枯れることもあります。
庭植えの場合は、乾きやすいところに浅く植えるのがポイントです。
高台や傾斜地、盛り土したところなどが適地です。
この点に気をつければ、丈夫で手のかからない宿根草です。
【水やり】
鉢植えの場合、春の伸長・発蕾期は一般の草花同様、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
そのほかの時期はやや乾かし気味でよく、用土が乾いてから与えます。
庭植えではほとんど必要ありません。
【肥料】
夏の暑い時期に肥料分が残っていると腐りやすくなるので、秋と早春に施します。
庭では株のまわりに少量施し、鉢植えは10月から12月と、2月から3月に、月に1回ぐらいの置き肥が目安です。
肥料は一般の草花用の化成肥料でかまいません。
【病気と害虫】
★病気:軟腐病
最も注意しなければならないのは、根茎が腐る軟腐病です。
水はけをよくして予防に努めますが、発生した場合は広がらないよう病株を取り除きます。
ただし、軽いうちならば株を掘り上げて乾燥させれば回復させることも可能です。
★害虫:アブラムシ
春から開花時に発生するので注意します。
【用土(鉢植え)】
鉢やコンテナでの一例として、赤玉土5、鹿沼土3(いずれも中粒)、腐葉土2の配合土など、水はけのよいものを使用します。
中性からアルカリ性を好むので、これに1リットル当たり苦土石灰を3g混ぜておきます。
【植えつけ、 植え替え】
芽が込んでくると花つきが悪くなり、病気も出やすくなるので、2~3年ごとを目安に、株分けを兼ねて植え替えます。
鉢植えは根詰まりや土の劣化で生育が衰えやすいので、毎年新しい用土で植え直しをします。
【ふやし方】
★株分け:梅雨が明けたあとの8月から9月が適期です。
暖地では10月でもよいのですが、寒冷地は早めに行い、冬までにしっかり根を張らせます。
根茎のくびれた部分で分け、葉は半分ほどに切り詰め、根茎を横に寝かせるようにして、浅く植えつけます。
根の伸びる方向を考慮して、植える位置や向きを決めます。
【主な作業】
★花がら摘み:しぼんだ花がらはそのつど取り除きます。
この作業は見栄えがよくなるだけでなく、病気の防除にもなります。
★花茎切り:ひととおり咲き終わったら花茎を切り取ります。
★枯れ葉取り:枯れ葉取りは適宜行いますが、特に春先と梅雨前は、株元をすっきりとさせて根茎が見えるくらいにしておきます。
このとき、花の咲かない小さな芽や込み合っている個所は、余分な芽を間引くように取り除いておきます。
★雨よけ:鉢植えのものは、梅雨期に入ったら軒下など雨の当たらないところへ移動させます。
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