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4月が旬の野菜・果物・花をご紹介致します。
今回は【なめこ】についてお話致します。
ナメコは、中形のキノコの1種。
栽培品が市販されている、なじみの深い食用キノコのひとつで、歯触りや舌触りが滑らかで人気がある。
日本、台湾などに分布する。
秋、(冷夏の年は梅雨ごろにも発生)ブナやナラなどの枯れ木や切り株などに単独または群生する。湿時はおびただしいゼラチン質の粘性物質のムチレ0ジが分泌しており、全体にぬめりがあるのが特徴。
ナメタケ、ヌメリタケと呼ぶ地域もある。
【原 木】
樹種
最適樹:ブナ・トチ・サクラ・クルミ・イタヤなど。
適 樹:ホウ・シデ・ナラ・カシ・エノキ・カエデ・ヤナギ・クワなど。
その他、ほとんどの広葉樹に発生するが収量や品質に差がある。
伐採
時期:半紅葉期から、新芽が出るころまでに伐採する。
太さ:5cm位から、60cm位のもの。
玉切り
(栽培に適した長さに切りそろえること。標準は90cm)
- 水分の多い木(ヤナギ・ポプラなど)は、10日くらい葉干し(枝干し)してから玉切りする。
- 長さは、25cm~1m位に玉切る。
- 玉切りしたら、あまり乾かさないうちに植菌する。
【植菌】
時期
- 原木は乾きすぎないうちに植菌する。
- 10月から5月頃まで。(桜の花が咲く頃までを目安とする)
秋の植菌:
秋に伐採した原木に植菌し、仮伏せをして冬を越す。
春の植菌:
冬から春に伐採した原木を、5月まで植菌する。
方法
- 樹皮面に、専用の孔明器か回転数の早い電気ドリルにキノコ用のキリ(8.5ミリ)をつけて、千鳥状か、ラセン状に植え穴をあける。
- 木口の近くや死節・傷口の付近におおめに植える。太い原木には、木口面にも植菌する。
駒菌 ・・・ 直径8.5mm、深さ20mm位の穴をあけ、樹皮面と平に種駒を打ちこむ。
オガ菌 ・・・ 直径12mm、深さ20mm位の穴をあけ、オガ菌を樹皮面と平に移植器で詰め、
そのうえに解かした封蝋(ふうろう)を塗る。
植菌数 ・・・ 原木の木口直径(cm)の3~4倍の数。
例)植菌数=木口直径(cm)×3 30ヶ=10cm×3
植菌列数 ・・・ 原木の木口直径(cm)の1/2の数。
例)植菌列数=木口直径(cm)÷2 5列=10cm÷2
伐根
- 春に切り口が乾いたら植菌するか、一夏過ぎた秋に植菌する。
- 萌芽する木は、芽を吹き落とす。
- 植菌したら、柴・カヤなどをのせておく。
【仮伏せ】
場所
- 水はけが良く暖かい木かげ、散水のできる屋外やハウス。
期間
- 植菌から5月いっぱいまで、おそくとも入梅前まで。
【本伏せ】
場所
- 水はけが良く、涼しく湿気のある空気が流動するところ。
- チラチラ散光線が入る雑木林か針葉樹林内。
- 北東向きの斜面や谷間など。
- 散水施設があるところ。
時期
- ホダ木の木口に菌糸紋(キノコ菌が木口に現れた状態)が表れた頃、入梅に入る前に本伏せする。
方法
適 地:地面に直接ならべ、接地伏せにする。
乾燥地:ホダ木を土中に浅く埋める。
適湿地:片枕伏せか、低姿勢のヨロイ伏せやムカデ伏せにする。
【天地返し】
- 梅雨期と梅雨明けに、地面に接してた部分を逆にして菌糸を原木に均一に蔓延させる。
梅雨期
- 水はけを良くし、雑草などを刈り取り、風通しをよくしてムレないように管理する。
夏期
- 乾燥するときには、スプリンクラーなどを利用して散水する。
- 直射日光の当たるところは、ダイオシートなどで遮光する。
- 8月以降、その年の発生完了までホダ木は動かさないようにする。
発 生
発生操作
- 発生する30日前くらいから、ときどき散水してホダ木に活力を与えておく。
- 樹皮が厚く硬いものは、樹皮面にナタ目を入れる。
発生
-
- 品種によっても異なる気温が18~17℃以下になると発生が始まり、3℃位まで発生する。
- 植菌した年の秋に少し発生するが、二夏を過ぎた秋からが最盛期となり次第に少なくなる。
※採取するときはホダ木を動かさないようにする。
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