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今回は11月の花をご紹介致します。
今回は【皇帝ダリア】について–お話致します。
皇帝ダリアの花言葉は、「乙女の真心」「乙女の純潔」。
ダリア属の植物は、メキシコから中米に27種が分布しており、茎が木質化する3種がツリーダリアと呼ばれています。
皇帝ダリア(Dahlia imperialis、D・インペリアリス)は、そのなかでも特に茎が太くなり草丈が高くなります。
皇帝ダリアは、日が短くならないと花芽ができないので、開花期が遅く11月下旬から咲き出します。
近くに街灯や電灯があると日が長いと感じ、花芽をつけないので注意が必要です。
よく成長すると5~6mにも達し、2階の窓から花を楽しめるようになりますが、草丈を高くしたくない場合は、何回か切り戻して高さを調整できます。
草丈を伸ばす場合は、あらかじめ丈夫な支柱を立てておきましょう。
大きく育て、雄大な姿を楽しむには庭植えが向きますが、8号(直径24cm)以上の鉢に小苗を植えつければ、小さくても花を咲かせることはできます。
品種は少なく、薄紫色の一重の花を咲かせるものは、野生種だと考えられています。
庭植えのものは露地で越冬しますが、鉢植えは凍らせないように管理しましょう。
【栽培環境・日当たり・置き場】
鉢植えの場合、生育期は日当たりのよい場所に置きましょう。
冬は凍らせないように鉢ごと地中に埋めるか、暖房していない室内に取り込みましょう。
庭植えでは、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。
近くに街灯などがあり、夜も明るい場所では花芽がつきにくいので、夜は暗くなる場所を選びます。
【水やり】
鉢植えでは、春から秋の生育期間中、用土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えましょう。
冬は乾燥気味にしますが、完全に乾かさないようにしましょう。
庭植えでは、雨水がかかれば特に水を与える必要はありません。
【肥料】
鉢植えでは、5月から10月の生育期間中に、適量の緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10)を施します。
庭植えの場合、特に肥料を施す必要はありません。
【病気と害虫】
★病気:特にありません。
★害虫:ヨトウムシ類など
6月から10月にヨトウムシ類が発生し、新芽や葉を食い荒らします。堅く大きな葉はあまり被害を受けないので、新芽と若葉を観察し、捕殺しておけば大発生は防げます。
【用土(鉢植え)】
水はけと水もちがよく、有機物が豊富な土(赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土など)を好みます。
赤玉土や鹿沼土をブレンドした場合は、リン酸分が不足しがちです。必ず元肥に、リン酸分を豊富に含む緩効性化成肥料を適量施します。
【植えつけ、 植え替え】
新芽が発生する前の3月から新芽がまだ小さい5月に球根(塊根)を植えつけましょう。
植え替えの適期は3月です。
【ふやし方】
★株分け:適期は3月で、植え替えと同時に行うとよいでしょう。
塊根が非常に大きく堅いので、大型のハサミかノコギリを使って切り分けます。
茎と塊根のつなぎ目に新芽があり、そこ以外からは新芽は出ません。株分けの際は、つなぎ目を折ったり削ったりせずに必ず残すようにします。
★さし木(前年の茎を利用):前年に育った太い茎を凍らせないように、涼しい室内や地中で保存しておき、3月、1~3節に切ってさし木します。
さす際は、必ず節が地中に埋まるようにします。
(新芽を利用):5月から6月、新芽が太く大きく育つ前に、先端から2~3節を切り取ってさします。
太く大きくなった新芽は茎が中空になり、発根しにくくなります。
【主な作業】
★支柱立て:植えつけ時に、あらかじめ太く長い支柱を株を囲むように立てて、しっかり組み上げておきましょう。
支柱を立てる際は、塊根を傷つけないようにさす位置に気をつけましょう。
★摘心、切り戻し:6月から8月、新芽が伸び始めたころに摘心し、何回か切り戻すと草丈を低く咲かせることができますが、あまり遅くに切ると花芽がつきにくくなります。
遅くても8月までに終わらせましょう。
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