今月が旬の花【沈丁花】

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今年は2月が旬の野菜・果物・花をご紹介致します。
今回は【沈丁花】についてお話致します。

ジンチョウゲは、香りのよい花を早春に咲かせる常緑の花木です。
外側が紅紫色で内側が純白の肉厚な花は、濃い緑色の葉とよく合います。
花弁のように見える部分は萼が花弁状に変化したもので、本来の花弁ではありません。
室町時代以前に中国から日本に渡来したといわれています。
日本で栽培される株はほとんど結実しません。
耐寒性は-5℃程度で、東北地方南部の平地以南で庭植えにすることができます。
移植が難しいので、場所をよく選んでから植えつけましょう。

【栽培環境・日当たり・置き場】
庭植えは、西日の当たらない半日陰を選んで、根を切らずに植えつけます。
日陰では花が咲きにくくなるので注意しましょう。
有機質に富んだ、水はけと水もちのよい、弱酸性の土壌を好みます。
大株は移植すると枯れることが多いので、植えつけ場所をよく選んでから庭植えにしましょう。
根が切れると株が枯れてしまうことが多いので、植え替えの必要な鉢植えには向きません。

【水やり】
根が地中深くに伸びないため、極端な乾燥を嫌います。
新芽が成長する春や、高温になる夏に乾燥させないよう、乾いたら十分に与えてください。
そのほかの季節は、水やりの必要は特にありません。

【肥料】
春に伸びる新芽を健全に生育させるため、花後の4月中・下旬と、株が充実する9月に緩効性化成肥料を施します。
また、寒肥として有機質肥料を1月から2月に施します。

【病気と害虫】
★病気:白紋羽病、ウイルス病
根に菌がついて褐変し、葉が黄化したり、縮れたようになったりして枯死します。
そのほかにウイルス病などがありますが、症状が見られたときには回復できないほど進行していることが多いようです。
強剪定や連作を避けることで、予防することができます。

★害虫:アブラムシ、ハマキムシ
大きな被害を与える害虫はあまりいません。
春から夏にアブラムシとハマキムシが発生することがあります。
アブラムシは新芽を萎縮させたり、ウイルス病を媒介します。
ハマキムシは葉を食害します。どちらも見つけしだい、防除してください。

【用土(鉢植え)】
植え替えをしないことを前提に鉢植えで栽培する場合は、水はけ、水もちのよい用土で植えつけます。
赤玉土小粒と赤玉土中粒の等量混合土7、腐葉土3の配合土などが適しています。

【植えつけ、 植え替え】
植え替えや移植は原則として行いません。
特に大株は根が傷つくと枯死しやすいので、植え替えや移植は避けてください。
小株の植え替えや移植の適期は、花後で新芽が伸び始める前の3月下旬から4月と、9月下旬から10月です。
根を切らないように注意して、ていねいに根鉢を軽くくずし、一回り大きな鉢や庭に植えつけます。連作障害を起こすおそれがあるので、移植する際は新しい用土を使い、同じ場所に植えないようにしましょう。

【ふやし方】
★さし木:タネができないので、さし木でふやします。
前年に伸びた枝を利用して4月に行うか、その年に伸びた枝を利用して7月から8月に行います。
鹿沼土小粒などにさすと容易に発根し、2~3か月後に2号ポットに鉢上げできます。

【主な作業】
★剪定:自然に半球状の樹形にまとまるため、基本的に剪定の必要はありません。
強剪定を行っても萌芽しますが、病気や株の衰弱によって枯れることがあるので、好みの樹形に仕立てることは困難です。
軽い剪定が必要な場合は、新芽を切る程度にして、花後のなるべく早い時期に行います。

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