今月が旬の花【ラベンダー】

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4月が旬の野菜・果物・花をご紹介致します。
今回は【ラベンダー】についてお話致します。

ラベンダーは鮮やかな紫色と心地よい香りが魅力のハーブです。

木本性ですが、草花として扱われることが多く、花壇の植え込みやコンテナ栽培などで楽しまれています。北海道富良野のラベンダー畑ほどの花園は難しいにしても、一面に群生させると美しいものです。
多くの系統(品種群)がありますが、花の美しさと香りのよさでいえば、イングリッシュラベンダー(コモンラベンダー)が随一です。しかし、北海道のような寒さには強い反面、高温多湿に弱く、暖地での夏越しは難しいラベンダーです。
コモンラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種をラバンディンと呼びますが、この系統は比較的暑さに強い性質をもち、花も香りも優れているので、暖地で楽しむにはおすすめです。

ほかに、薄紫色の苞がリボンのように目立つフレンチラベンダー(ストエカスラベンダー)や、暖地であれば冬も開花する四季咲き性のデンタータラベンダーなどもあります。

耐寒性、耐暑性は、系統によって大きく異なるので、育てる環境によって品種を選びましょう。
※育て方のカレンダー(開花期、植えつけ、植え替え、肥料)には、イングリッシュラベンダーの適期を表示しています。

【栽培環境・日当たり・置き場】

日当たりと風通しのよい場所で育てます。

特に、高温多湿に弱い系統を庭植えする場合は、西日の当たらないところを選び、土壌改良をして水はけをよくして植えつけます。

パーライトまたは日向土小粒などを1~2割混合し、酸性土壌を嫌うので、さらに苦土石灰やもみ殻くん炭などを加えます。

【水やり】

朝、用土が乾いていたらたっぷりと水やりします。

葉が少し柔らかく垂れ下がってきたころが水やりのタイミングです。

夏は過湿にしないように注意しますが、開花中はひどく水切れさせないようにします。

鉢植えの場合は、長雨が続くときは軒下などへ移動させましょう。

【肥料】

植えつけ時に、元肥として緩効性化成肥料を施します。

庭植えの場合は、春の芽が伸びるころに、鉢植えの場合は夏と冬以外の生育旺盛な時期に、緩効性化成肥料を追肥として施します。

【病気と害虫】

★害虫:アブラムシ、ハダニ
病害虫の被害はほとんど見られませんが、4月から5月にかけて、アブラムシとハダニがつくことがあります。

適用のある殺虫剤で駆除します。

【用土(鉢植え)】

水はけ、水もち、肥料もちのよい用土を好みます。

腐葉土4:赤玉土中粒3:日向土小粒2:パーライト1の混合土に少量の苦土石灰を加えたものを用いるとよいでしょう。

【植えつけ、 植え替え】

庭植えの場合は、水はけをよくするため、深く耕すとともに高植えにします。

鉢植えの場合は、大きすぎる鉢を用いると過湿になるので、5~6号鉢程度の大きさのものに植えつけます。

春と秋に植えつけができますが、高温多湿が苦手なイングリッシュラベンダーやラバンディンの系統は秋に行うと、開花時期までにしっかりと根が張って夏越ししやすくなります。

【ふやし方】

★さし木:さし木でふやします。

春に、枝先(天芽)を長さ10cmほどに切って、赤玉土または日向土にさします。

秋でも発根しますが、春に行えば若苗が容易に夏越しするので、株の更新に有効です。

【主な作業】

★花穂の収穫(刈り取り):二分咲きから満開時に、葉を4~8枚つけて花穂を切ります。

花を収穫しない場合でも、株の消耗を避けるため、早めに花を刈り取りましょう。

★剪定:収穫を兼ねて、あるいは花後に、草丈の半分くらいの位置で半球状に刈り取ります。

このとき、葉のついている茎の部分を残すようにしましょう。

★枝すかし:大株になると枝が込み合ってくるので、中のほうの込み合っている枝を間引くとともに、地際近くの垂れている枝を整理して、風通しをよくします。

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