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今年は1月が旬の野菜・果物・花をご紹介致します。
今回は【シンビジウム】についてお話致します。
シンビジウムは、東南アジアから日本にかけて自生する原種を交雑育種してできてきた洋ランです。
ランとしてはたいへん丈夫で、寒さにも強く、定期的に植え替えを行い、明るい日ざしに当てるようにすれば、よく育ち花を咲かせます。
株の根元には丸く大きくふくらんだバルブと呼ばれる茎の変形した部分があり、ここに養分や水分をためて生育します。
葉は大きく伸び、品種により直立したり、やわらかく垂れたりとさまざまです。
また、多くは花茎を直立からアーチ状に伸ばして開花しますが、最近は下垂性といって、下向きに垂れて咲く種類もふえています。
通常はアーチ状に伸びる花茎を、支柱などで半下垂状に仕立てた株も見られますが、これらは翌年以降は上向きに伸びて開花します。
【栽培環境・日当たり・置き場】
年間を通して日当たりがよく、より長く日光に当たる場所で栽培します。
真冬以外は戸外での栽培が適します。
5月上旬から9月上旬は遮光率の低い遮光ネットなどを張り、強い日ざしを避けるようにします。
庭木の下などは、明るいようでも日光不足になりがちなので注意が必要です。また風通しも大切で、常に風で葉が揺れている状態が最適です。
理想的な状態にできるだけ近づけるように、株どうしの間隔をあけて風が抜けるようにします。
冬、室内に取り込んでいるときも、暖かな日中は少し外気に当てるようにするとよいでしょう。
【水やり】
根が十分張った株は水分をたくさん必要としています。
春に新芽を出してから秋にバルブが大きく太って完成するまでは、乾かさないようにたっぷり与えます。
特に夏は毎日十分な水を与えます。
秋から冬にかけては週1~2回程度の水やりで十分ですが、蕾が伸び始めたら水やりの回数をふやし、水切れさせないようにします。
【肥料】
春から真夏前まで、固形の有機質肥料を規定量置き肥し、1か月ごとに取り替えます。
緩効性化成肥料を用いる場合は、効果が長く続くので春に1回だけ施します。また、液体肥料も同時に施し始めて、9月下旬まで週1回水代わりにたっぷりと施します。
【病気と害虫】
★病気:ウイルス病
葉にまだらの黒い斑点が不規則に出て、花が咲きにくくなります。
ウイルス病にかかると治らないので、発見しだい廃棄処分にします。
早期に発見して対処しないと周囲の株にもうつるので注意しましょう。
★害虫:アブラムシ、カイガラムシ
蕾が大きくなってきたときにアブラムシがよく発生します。
また、株が込んでいると葉裏にカイガラムシも発生します。
風通しがよくなるように鉢を置き直しましょう。
【用土(鉢植え)】
ミックスコンポスト(バーク、軽石などを混合したもの)やバーク単体で、プラスチック鉢や陶器の化粧鉢などに植え込みます。苗のうちは細かいものを使いますが、成株になったら中粒の植え込み材料で植えます。
鹿沼土などは最初は問題なく育つように見えますが、その後根が腐りやすいので、土系の材料は使わないようにします。
【用土(鉢植え)】
植え替えの適期は春、4月ごろです。
2年に1回程度行います。
植え込む鉢は、2年後には株がはみ出すくらいのやや小さめの鉢を選びます。植え替え時期が遅れると、その年の生育が遅れ翌年花をつけない原因にもなるので注意します。
【ふやし方】
通常、バルブの数がふえ、新芽もふえてきたら株分けでふやします。
適期は植え替え同様4月ごろです。
株分けせずに大株に仕立てることも可能です。
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