今月が旬の花【カーネーション】

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5月が旬の野菜・果物・花をご紹介致します。
今回は【カーネーション】についてお話致します。

カーネーションは母の日に贈る花として、古くから親しまれ、年間を通してフラワーアレンジやブーケなどに利用の多い花です。フリルのように波打つ花びらが重なり合い、ゴージャスな感じと可憐さをあわせもち、すっきりとした端正な草姿と独特の香りが魅力です。花色が豊富で品種も多く、切り花とした場合も、キクやバラとはまた、ひと味違った印象を受けます。ポットカーネーションは、鉢物向きに育成された品種で、節間が詰まって葉が密に茂り、草丈10~30cm程度で花を咲かせます。実生系の品種もありますが、栄養系の品種が主流で、赤とピンクの花色のものが多く出回ります。開いた花だけでなく、丸くふくらんだ蕾もにぎやかさやボリュームに一役買い、革質でワックスがのった厚みのある葉は、カールしたりウェーブがかかったりするものが多く見られます。大きく分けると、花径4~5cmの大輪タイプと、小輪のミニカーネーションと呼ばれるタイプがあります。

【栽培環境・日当たり・置き場】

庭植え、鉢植えを問わず、日当たりがよく、乾燥した気候を好み、高温多湿や長雨には弱い性質をもっています。

ナデシコの仲間なので似たような環境がよいのですが、タツタナデシコなどよりは、蒸れや病気に弱いので注意します。

ポットカーネーションは茎葉が密生しているため、カビなどによる病気が発生しやすいので、置き場としては風通しのよい場所がよく、雨が続くときは軒下などの雨よけできるところが適しています。

また、日照不足は蕾が開かずにしぼんでしまいがちです。

暑さ寒さに耐えられますが、高温期は乾かし気味に管理して蒸れに注意し、冬は強い寒風に直接当てないようにします。

【水やり】

鉢植えは用土が乾いてきたらたっぷりと水を与えるのが基本です。

鉢底から水が流れ出るくらい与えてください。

用土の多湿は根腐れしやすくなります。

乾燥には比較的強いのですが、発蕾期、伸長期には水分を多く必要とするので、庭植えの場合も水切れに注意します。

【肥料】

夏の高温期を除いて、定期的に施します。

緩効性化成肥料の置き肥なら月に1回、液体肥料の場合は月に3回くらいが目安です。

成長の盛んな春と秋には肥効が途切れないようやや多めに施してもかまいません。

庭植えの場合も同様の肥料を施しますが、鉢植えよりも少なめで十分です。

【病気と害虫】

★病気:灰色かび病、ウイルス病、立枯病など
灰色かび病は早めの防除を心がけ、花がらや枯れ葉は取り除いておきます。ウイルス病や立枯病はほかの株にうつらないよう隔離して焼却処分するのがよいでしょう。

★害虫:アブラムシなど
アブラムシが発生したら早めに防除しましょう。

【用土(鉢植え)】

赤玉土小粒7、腐葉土3の混合用土を基本として、少量の苦土石灰を混ぜておき、水はけをよくするため、これに1割ほど山砂か鹿沼土を配合するとよいでしょう。

【植えつけ、 植え替え】

毎年、秋涼しくなったら、根鉢をくずして新しい用土で植え直しをします。根詰まりは、蕾の不開花や下葉の枯れ上がりの原因になるので、一回り大きな鉢に植え替えます。

【ふやし方】

★さし芽:老化した古株は生育が悪く、草姿も乱れやすいので、6月または9月から10月にさし芽をして新しい苗をつくります。

1か月ぐらいで発根するのでポットで育苗し、摘心して芽数をふやします。

【主な作業】

★花がら摘み:こまめに行います。

このときわきにある蕾を傷めないよう注意しましょう。

★切り戻し:ひととおり咲き終わった茎は切り戻します。

わき芽やこれから芽吹く節を確認して、これを残すように切ります。

茎の本数が多く、込んでいるようなら元から間引きます。

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