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今回は10月の木をご紹介致します。
今回は【サンゴジュ】について–お話致します。
サンゴジュの花言葉は、「負けず嫌い」「端麗」。
【サンゴジュとは・・・】
・関東地方南部以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布するレンプクソウ科の常緑広葉樹。自生は沿海地域の砂地に多く、丈夫な性質を持つため各地で庭木としても盛んに使われる。
・特に昭和期に造成された都市部の公園、集合住宅、公共施設の垣根などに多く、近年は新たに植栽される例は減っている。
・サンゴジュの葉は長さ6~18センチの長楕円形で、枝から互い違いに生じる。縁にギザギザはなく、表面は光沢があってビニールのようにピカピカしている。
・葉は質厚で水分が多く、枝を燃やすと泡のようなものが噴出する。このため火災の延焼を防ぐ効果を期待して、防火用に植栽されることも。似たような葉の木は多いがサンゴジュの葉は大きめで、葉柄を折って引き抜くと白い綿のような糸が出てくる。
・垣根として使う庭木の中では背丈が高い部類であり、高さ3~4mの垣根を作るのに適している。排気ガスや日陰にも強いため、幹線道路沿いや日陰地の植栽にも使われる。
・サンゴジュの開花は6月頃。枝先に伸びた長さ5~15センチの花序に、盃型をした直径5~7ミリの小花が集まって咲く。
・花はネズミモチやトウネズミモチに似た色形だが、それらと同様、都市部では頻繁に刈り込まれるため、花を見る機会が意外に少ない。
・花の後には果実ができ、8~10月にかけて赤黒く熟す。これを海のサンゴに見立てたのがサンゴジュという名前の由来。
・楕円球の果実自体はサンゴらしくないが、他の木にないような真っ赤な果軸は多少サンゴっぽい。
・果実は花と同じように多数が円錐状に集まってぶら下がる。完熟すると黒くなり、ムクドリ、ヒヨドリ、メジロ、エナガなどの野鳥に食べられる。
・幹は直立するが株元からヒコバエがでやすく、何度も剪定されたような木では複数の幹が株立ち状になる。樹皮は黒褐色~灰褐色で粗く、樹齢を重ねると皮目と呼ばれる点々がまばらに生じる。
【サンゴジュの育て方のポイント】
・萌芽力があり、刈り込みによく耐える。また、下枝が枯れることも少ないため、ボリュームのある垣根を作ることができる。
・葉虫(サンゴジュハムシ、ハマキムシ、チャミノガなどのミノムシ)の被害が多い。特に日陰や風通しの悪い場所はハマキムシの被害を受けやすい。春先の剪定と消毒が必須。また、ミノムシは枝葉に絡みついている蓑を見付けて除去したい。
・日向を好むが、日陰にも強い。(ただし、日陰では枝が間延びしやすい)
・自生は海岸近くの沢沿いに多い。このため潮風に強く、海岸の防風垣や大気汚染の激しい場所にも使用できる。
・砂地でも育つが肥沃な土地を好み、栄養分は欠かせない。
・サンゴのような果実は熟しきると黒紫色になって周辺に落下し、掃除がやや面倒となる。
【サンゴジュの品種】
・アジサイバノサンゴジュ
「紫陽花の葉」のように葉の縁がギザギザになる珍品。
【サンゴジュに似た木】
・ガマズミ
・ヤブデマリ
・アワブキ
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