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今回は10月の木をご紹介致します。
今回は【ズミ】について–お話致します。
ズミの花言葉は、「追憶」。
【ズミとは・・・】
・北海道から九州までの広い範囲に自生するバラ科の落葉樹。やや湿気のある場所を好み、山地や高原にある湿原で時に群生する。初夏に咲く花や秋に熟す果実を観賞するため、北海道や東北地方を中心として公園や庭に植栽されることもある。
・ズミの開花は5~6月で、オオシマザクラやカイドウに似た小花を枝いっぱいに咲かせる。花の直径は2~4センチほどで花弁は5枚。裏側の萼は筒型で、細かな毛を生じる。咲き始めはピンク色を帯び、徐々に純白へと変化する。花は短い枝に咲き、紅色をした丸い蕾が4~8個ずつ、長めの花柄に連なる様子が可愛らしい。
・葉は画像のとおりで枝から互い違いに生じ、縁にはゴザギザがある。幹から直接生じる葉(胴吹き)や長枝には切れ込みのある葉が生じるため、似たような木と見分ける手掛かりになる。
・花の後には直径6~10ミリほどの小さいリンゴのような果実ができ、9~10月にかけて赤または黄色に熟す。キレンジャク、アカハラ、カワラヒワなどの野鳥はこれを採食するが、見た目のわりには人気がないようで、長い間枝に残って黒ずんだ状態になることが多い。
・「ズミ」という名前は果実が酸っぱいこと(酸実)、あるいは樹皮を染料(黄色)に用いたことによる(染める実)。酸っぱい実の方が分かりやすいが、学術的には後者の説が根強い。
・果実は名前のとおり酸味が強く、渋味もあるが、霜が降りるころになれば多少の甘味が出るため、生食のほかジャムや果実酒に用いることができる。中に含まれる種子を撒くと発芽する率は高い。
・ズミの小枝はトゲ状に育ち、材は硬い。斧や鉈などの柄や櫛に使われる。
【ズミの育て方のポイント】
・山地では日のあたる湿地を好んで育つ。
・リンゴの台木に使われるほど丈夫な性質を持ち、可愛らしい実とは裏腹に結構な大木となる。枝葉が混み入ると強風の影響を受けやすくなるため、定期的に剪定した方がよい。
・木が小さなうちから開花するが、庭木として管理する場合、徒長枝を適宜切除し、大きくならないようにするとともに、剪定を繰り返して小枝の発生を促さないと、次第に花付きが悪くなる。材質が硬いため剪定はしにくい。
・蛾などの幼虫に葉を食害されることがある。特に近年はモンクロシャチホコが激増しており、赤色をした幼虫(サクラケムシ)の集団に葉を食べられる例が増えている。
【ズミの品種】
・キミズミ~実が黄色い品種
【ズミに似た木】
・エゾノコリンゴ
中部以北の寒冷地に自生するバラ科の落葉樹。ズミによく似た花が咲くが、葉の縁ギザギザがない。その他、ズミに似た木にはノカイドウ、オオウラジロノキなどがある。
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