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今回は10月の木をご紹介致します。
今回は【マサキ】について–お話致します。
マサキの花言葉は、「厚遇」「円満」。
【マサキとは・・・】
・北海道南部から九州まで日本全国に分布するニシキギ科の常緑樹。暖地の海岸に近い山林や原野に稀に自生する。丈夫で成長が早く、剪定にも強いため、江戸時代から様々な園芸品種が作られ、垣根や庭木として使われる。日本以外では中国や朝鮮半島に分布。
・マサキという名の由来には、冬でも葉が真っ青な木=真青木が転訛したとする説、挿し木がしやすいことを意味する「芽挿木(メサシキ)」が転訛したとする説、真っすぐに伸びることを意味する「正木」を語源とする説などがある。
・マサキの葉は長さ3~7センチ、幅3~4センチの楕円形。表面には光沢があって厚い皮質になる。縁には浅いギザギザがあり、その先端はトゲ状になる。
・葉は枝から対になって生じるが、稀に互い違いになることもある。新葉は鮮やかな黄緑色で瑞々しさがあるが、すぐに濃緑色になる。
・漢方ではトチュウの代用として知られ、「和杜仲」と呼ばれるが、葉、樹皮、果実に含まれる脂肪油は薬理作用が激しく、誤食すると嘔吐や下痢の症状を引き起こすことがある。
・マサキの開花は6~7月で、新枝にある葉の付け根から伸びた花序に、直径5ミリほどの花が多数集まって咲く。4枚ある花弁は淡い緑色で、花の中央に広がる花盤の縁から4本の雄しべが生じる。
・花の後にできる果実は直径7~8ミリほどの球形。10月~1月になると淡い紅紫色に熟して3~4つに裂け、鮮やかな朱色の仮種皮に包まれた4粒の種子が顔を出す。果実を目当てにメジロ、ジョウビタキ、ムクドリ、キジバトなどが稀にやって来る。
・この種子を使った実生で増やせるが、既出のとおり挿し木でも容易に増やすことができる。
【マサキの育て方のポイント】
・自生地は海辺であり砂地を好むが、土質を選ばずに育つ。排水のよい肥沃な土地であれば理想的。
・耐寒性があり、北海道南部以南であれば植栽できるが本来は暖地を好む。大気汚染や強度の乾燥、過湿に耐える。
・日向を好むが耐陰性が高く、半日陰でも育つ。しかし、日当たりの悪い場所では下枝がなくなりやすい。
・成長が早く、剪定に強いため垣根に利用できる。地下に潮水が入るような土地でも耐えるため、海辺の防風林として使われることも多い。
・年に何度も新芽が伸び、放任すると上部が鬱蒼として木全体が傾斜し、形がまとまらなくなる。刈り込みは年に数回行う必要があるが、夏から秋に剪定すると葉焼けを起こして枯れる場合があるため、大掛かりな剪定は新芽が出る直前の3月に行うのがよい。
・病害虫にやや弱く、ウドン粉病に罹患することやカイガラムシ、ハマキムシの被害にあうことがある。また、小枝にはオオミノガ(ミノムシ)という蛾の幼虫の蓑がぶら下がり、晩夏以降に葉を食害することがある。
【マサキの品種】
・葉の周囲に白い模様が入るものをギンマサキ、黄色い模様のものをキンマサキ、葉の中央に黄色い模様が入るものをベッコウマサキと呼ぶ。
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