今月おすすめのお花【シュウメイギク】

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今回は9月の花をご紹介致します。

今回は【シュウメイギク】について–お話致します。
シュウメイギクの花言葉は、「忍耐」。

シュウメイギクは秋の風情を感じさせる優雅な花で、切り花をはじめ、花壇や鉢植えに広く利用されています。
わが国へは古い時代に中国から入り、京都の貴船地方に野生化したものが見られます。
これがキブネギク(Anemone hupehensis)で、本来のシュウメイギクです。
ただし、現在は類似のいくつかの種や、これらの交配種も含めて、総称的にシュウメイギクと呼ばれています。
早春に咲くイチゲの類と同じアネモネ属の植物ですが、性質はかなり異なり、半常緑性の大型の多年草で、地中の根は太く長く伸びて、いたるところから不定芽を出してふえます。
夏の終わりごろから花茎が伸び出し、先端にまず1輪、そしてその両わきに1輪ずつ、さらにそのわきというように順に花を咲かせます。花びらのように見えるのは萼片で、花弁は退化しています。
開花後は綿毛に包まれたタネが実りますが、品種によってはタネのできないものもあります。

【栽培環境・日当たり・置き場】
耐寒性が強く耐暑性もあり、全国で栽培できますが、どちらかというと夏は冷涼な地域のほうが成長が活発で、株もよくふえます。根は高温や乾燥に弱いので、地温の上昇を防ぐとともに、株元には直射日光が当たらないようにすることが大切です。
また、水はけが悪いと、根腐れや土壌病害が多くなるので、植えつける際には腐葉土などを混ぜて水はけをよくしておきます。
日なたから明るい日陰まで、幅広く適応しますが、理想的な植え場所は株元が日陰で葉には日が当たるようなところです。
日当たりが悪くなるほど、花つきは少なくなります。

【水やり】
庭植えの場合、根がしっかり張れば、ほとんど不要ですが、極端に乾燥するようならたっぷりと水やりをします。
鉢植えは、水切れすると葉が枯れやすいので、土の表面が乾き始めたら早めに水やりをします。

【肥料】
高温期の多肥は根を傷めます。秋と春に施し、5月ごろまでにしっかり株を育てておきます。
鉢植えでは、肥料が不足すると花つきが悪くなります。
3月から5月の成長期には、月1回の置き肥、または月3回ほど液体肥料を施し、10月から11月にも同様に肥料を施します。

【病気と害虫】
★病気:白絹病、うどんこ病
水はけが悪いと白絹病などが出やすく、風通しが悪いとうどんこ病がつきます。

★害虫:アブラムシ、ヨトウムシ、メイガ、根こぶセンチュウ
花茎の地際に近いところには、メイガの幼虫が入るので早めに防除します。

【用土(鉢植え)】
水はけがよく、かつ保水性のある用土が理想的です。
鉢植えでは一例として、赤玉土4、鹿沼土3、腐葉土3の配合用土など。
庭植えでは、腐葉土を混ぜて深さ30cmまでよく耕しておきます。

【植えつけ、 植え替え】
庭植えは3~5年ぐらいはそのままでよく、株が込み合うようなら春か秋に株分けをして植え直します。
鉢植えは、根詰まりで生育が悪くなるので、毎年春に古い用土を落として新しい用土で植え替えます。

【ふやし方】
★株分け、根伏せ:春か秋の株分けのほか、根伏せでもふやせます。
根を長さ5cmほどに切り、鉢か育苗箱に横に寝かせて土をかぶせます。

★タネまき:タネができる品種は、とりまきにするとたくさんの苗ができます。
個体差が出るので変わった花が咲くこともあります。

【主な作業】
植えつけて根づいてしまえば、ほとんど手がかかりません。
夏の高温乾燥や、冬期の株の浮き上がりを防ぐため、株元をバークチップなどでマルチングしておくと生育がよくなります。
株が込み合ってきたり、周囲に広がるようなら間引きを行います。草丈が大きく伸びすぎて困るようなときには、6月から7月に大きな葉だけを切り取っておくとよいでしょう。
鉢植えのものは、春は日なたに置き、夏は日陰へ移します。

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