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今回は8月の花をご紹介致します。
今回は【ブルーベリー】についてお話致します。
ブルーベリーの花言葉は、「実りある人生」「有意義な人生」「好意」「知性」「親切」「信頼」「思いやり」。
ブルーベリーは育てやすく、場所もとらず、手軽に楽しめる小果樹です。生食のほか、ジャムやホームメイドのスイーツなどにも使えます。
栽培ブルーベリーは大きくハイブッシュ系とラビットアイ系(Vaccinium ashei)に分けられます。
近年では、ハイブッシュ系をさらにノーザン・ハイブッシュ(V.corymbosum)、サザン・ハイブッシュ(V.australe)、ハーフ・ハイブッシュの3種類に分けています。
ハイブッシュ系は九州から北海道まで栽培できますが、1000m以上の高地や平地でも極端に寒い場所ではハーフ・ハイブッシュが、逆に西南暖地の暑いところではサザン・ハイブッシュが適しています。
ラビットアイ系は、暖地性で耐寒性が弱く、栽培適地は関東地方以南です。
また、ブルーベリーは酸性土壌を好む植物です。ラビットアイ系は樹勢がハイブッシュ系より強く普通の土壌でもある程度育ちますが、ハイブッシュ系は土壌酸度を調整しないと非常に育ちが悪くなります。
ハイブッシュ系は熟期が6月から7月中旬が中心で、ラビットアイ系は7月中旬から8月下旬くらいまでなので、長く楽しむには両種を植えたいものです。
なお、品質的には、ハイブッシュ系のほうが粒が大きく、果皮も柔らかく優れています。
【栽培環境・日当たり・置き場】
日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びましょう。
寒冷地では、鉢植えは冬は鉢を地面に埋め込んで冬越しさせます。
【水やり】
鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。
庭植えの場合は、品種や土質にもよりますが、夏にひどい日照りが続くような場合は水やりが必要です。
【肥料】
庭植え、鉢植えとも3月に春肥を、5月、8月下旬に追肥を施します。
庭植えでは、元肥、追肥とも化成肥料(チッ素N‐リン酸P‐カリK=8‐8‐8など)を用いますが、化学肥料は最小限度に抑えて、できるだけ堆肥などの有機物を施すことが大切です。
家庭で出る草や生ゴミなどを有効に利用しましょう。
鉢植えでは、元肥には有機固形肥料を、追肥には緩効性化成肥料を施します。
【病気と害虫】
★病気:問題になるものはありません。
★害虫:カイガラムシ、コガネムシ、イラガなど
カイガラムシは枝葉について吸汁し、コガネムシやイラガなどは葉を食害します。
コガネムシは幼虫が根を食害するので、鉢植えでは要注意です。
【用土(鉢植え)】
酸性土壌を好み、ハイブッシュ種はpH4.3~4.7、ラビットアイ種はpH4.3~5.3が好適です。栽培農家ではイオウを使って酸度を調整していますが、家庭ではピートモスや鹿沼土などの酸性用土を用います。
酸度未調整のピートモス5~6、鹿沼土小粒5~4の配合土などがよいでしょう。
【植えつけ、 植え替え】
鉢植えの植え替え適期は11月から3月です。
根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合にもよりますが、通常2~3年に1回は必要です。
【ふやし方】
★さし木:休眠枝ざしは3月に、緑枝ざしは6月に行います。
★つぎ木:休眠枝つぎは3月に、秋の腹つぎは9月から10月に行います。
【主な作業】
★剪定:適期は1月から2月です。
花芽は前年枝の先端部に着生し、葉芽より大きいのですぐに見分けがつきます。
1個の花芽の中には、10個以上の花を含んでいます。
剪定は株が込んできたら、細い短枝が多くつき衰弱した枝を中心に間引いたり、シュートなどの若い枝もいくらか切り詰めます。
細い枝にたくさんの花芽をつけている場合は、切り詰めて花芽を減らすとよいでしょう。
★人工受粉:花を訪れる昆虫が少なく結実が悪い場合は、人工受粉を行うとよいでしょう。
黒い紙を手のひらにのせ、開いた花の下に置いて枝を軽くたたくと、白い花粉が紙の上に落ちてきます。
何度か繰り返して花粉を集め、それを異なる品種の花に軽く当てれば受粉できます。花は下向きに咲き、花の先に雌しべがわずかに飛び出しているので、紙に軽くタッチするだけで花粉がつきます。
これを異なる品種の間で交互に行います。
庭木の剪定や草花の手入れは道具や基礎知識があれば、ご自身でも作業が可能です。
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