今月おすすめのお花【アンスリウム】

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今回は8月の花をご紹介致します。

今回は【アンスリウム】についてお話致します。
アンスリウムの花言葉は、「恋に悶える心」「煩悩」。

アンスリウムの仲間は、熱帯アメリカから西インド諸島に約600種が分布します。
美しく着色するのは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分で、花はひも状の部分(肉穂花序:にくすいかじょ)に多数つき、小さくて目立ちません。
長期間楽しめる苞を観賞する鉢花として栽培されるほか、観葉植物として楽しむ種類もあります。
花を楽しむ種類の主な原種は、アンドレアヌム(Anthurium andraeanum)で、その園芸品種は鉢物としてよく出回っているほか、切り花としても利用されています。
また光沢のある葉も美しく、ハワイではバレンタインデーに贈る花として人気があります。

【栽培環境・日当たり・置き場】
室内の半日陰が適します。
強い日光に当てると葉焼けしますが、暗すぎる場所に置くと花が咲かなくなるので注意します。
庭植えは、通常の用土で植えつけると根腐れを起こしやすいので適しません。
ただし、木の下などの直射日光の当たらない場所に鉢ごと植えるのであれば問題ありません。
晩秋には鉢ごと掘り上げて室内で冬越しさせます。

【水やり】
用土の過湿は嫌いますが、多湿を好みます。
春から秋の成長期は鉢土が乾いてから水を与えますが、乾燥するときは夕方も葉水を与えるとよいでしょう。
冬は乾かし気味に管理しますが、よく暖房が効いた室内で乾燥が激しいときは、軽く霧吹きをして湿度を保つとよいでしょう。
ただし、暖房を消したあとまで水分が残らないように注意してください。

【肥料】
春から秋の成長期に、緩効性の置き肥を規定量施します。

【病気と害虫】
★病気:特にありません。

★害虫:カイガラムシ、ハダニ、アブラムシなど
風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。
ハダニは、水やりの際、株全体に水がよくかかるように与えると、発生を抑えることができます。
また新芽や蕾の柔らかい部分にアブラムシが発生することがあります。

【用土(鉢植え)】
着生植物なので水はけのよい用土が適します。
鹿沼土と粒状のパーライト、ピートモスを同じ割合で混ぜた配合土やヤシ殻単用などが適します。

【植えつけ、 植え替え】
2~3年に1回は株分けを兼ねて植え替えてください。
5月から8月に古い用土をていねいに取り除いたあと、親株のまわりに発生した子株も分けてから新しい用土で植えつけます。

【ふやし方】
★さし木:5月から8月の間に、伸びすぎた茎の先端を10cmほどの長さに切って葉を2~3枚残し、バーミキュライトなどにさします。

★株分け:親株のまわりに子株がよく発生します。
植え替え時に株分けした子株を水ゴケやバーミキュライトなどで植えつけます。

【主な作業】
★花茎切り:よく花を咲かせるには、花色があせてきたら早めに花茎を根元から切り取ります。

★仕立て直し:茎が立ち上がって見苦しくなってきたら仕立て直しが必要です。
地上部に出ている根をできるだけ多くつけて切り戻し、切った部分はさし木します。すでに根があれば容易に活着します。
元の株はそのままにしておいても子株が生育して、また楽しむことができます。

庭木の剪定や草花の手入れは道具や基礎知識があれば、ご自身でも作業が可能です。
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