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今回は8月の花をご紹介致します。
今回は【フヨウ】についてお話致します。
フヨウの花言葉は、「繊細な美」「しとやかな恋人」。
美しいピンクの大輪の花を咲かせるフヨウは、夏を代表する花木として親しまれています。
日本の南部では野生化していますが、もともとは中国原産であると推測されています。
また、室町時代に観賞されていた記録があることから、古くから栽培されていたことがわかります。
近縁種にムクゲ(Hibiscus syriacus)がありますが、一般的には雌しべの先が上向きに曲がっているのがフヨウ、まっすぐなものがムクゲと区別できます。
フヨウの園芸品種は多くありませんが、ピンク以外にも、白花や八重咲きが販売され、草本のアメリカフヨウとの交配種もあります。
フヨウ属にはハイビスカス(H. rosa-sinensis)やムクゲなどが含まれますが、フヨウは半耐寒性のため、関東地方以西の暖地なら庭植えで栽培できます。
寒地では晩秋に地上部が枯れてしまいますが、マルチングなどで根を保護し枯死しなければ、春から枝を伸ばしながら花芽を分化させて開花します。
【栽培環境・日当たり・置き場】
花を咲かせるためには、日当たりのよい場所に植えつけます。
水はけがよければ特に土質を選びませんが、夏の時期の乾燥を極端に嫌うので、腐植質に富んだ保水力のある土壌が適しています。
半耐寒性のため、冬に寒風が当たらない場所に植えつけましょう。
【水やり】
特に必要ありません。
夏に、極端に乾燥していれば水やりします。
【肥料】
一般の花木には、夏に肥料は施しませんが、フヨウは7月から9月に緩効性化成肥料を、少なめの基本量の1/3程度を追肥すると、花つきがよくなります。
また、暖地では12月から1月に、寒肥として固形油かすなどの有機質肥料を施します。
【病気と害虫】
★病気:ほとんどありません。
★害虫:ハマキムシ、カミキリムシ
春から秋まで葉を食害するハマキムシや、幹に侵入するカミキリムシの幼虫が発生するので、見つけしだい退治します。
【用土(鉢植え)】
鉢植えでは栽培しません。
【植えつけ、 植え替え】
3月下旬から5月に植えつけや植え替えを行います。
根鉢より一回り大きな植え穴を掘り、腐葉土や完熟堆肥などを混合したものを穴の底に施してから、株を植えつけます。
根鉢のまわりに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませます。
花芽は、本年枝につくので、植えつけ時に短く剪定してもかまいません。
【ふやし方】
★さし木:フヨウはさし木で、簡単にふやすことができます。
冬でも地上部に茎が残る暖地では、新芽が出る前の3月下旬から4月に前年枝をさすと、容易に発根します。
また、新梢が堅くなりかける5月から6月、あるいは9月下旬から10月までにさし木することもできます。
長さ15cmほどで枝を切り取り、先端の葉4~6枚を残して、赤玉土小粒やさし木用土を使ってさします。
たっぷりと水やりして、風が当たらない日陰で乾かさないように管理すると、約1か月で発根します。
【主な作業】
★剪定:フヨウは、春に伸びた枝に花芽をつくるので、剪定は冬の落葉期の間に、樹形を見ながら行います。
このとき、混みすぎた枝は基部から切り除き、株の中にも日光が当たるようにすると、株全体に花を咲かせることができます。
萌芽がよいので、刈り込むこともできます。
★防寒:冬に茎の上部が枯れ込む地域では、表土から15~20cmの高さまで切り戻し、マルチングやこもなどをかぶせて防寒します。
庭木の剪定や草花の手入れは道具や基礎知識があれば、ご自身でも作業が可能です。
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