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今回は7月の花をご紹介致します。
今回は【アサガオ】についてお話致します。
アサガオの花言葉は、「愛情」「結束」「明日もさわやかに」「あなたに絡みつく」。
アサガオは日本で古くから親しまれている草花ですが、日本原産の植物ではなく、奈良時代に中国から渡来し、薬草として用いられたのが始まりです。観賞用として楽しまれるようになったのは江戸時代で、大きな花の「大輪アサガオ」や、葉や花がユニークに変化した「変化咲きアサガオ」が大流行しました。
つる性の一年草で、あんどん仕立てやつるを長く伸ばしてカーテンのように仕立てる方法が代表的ですが、つるが伸びない矮性の品種もあります。
花色には白やピンク、青、紫のほかに、覆輪部(ふくりんぶ)と花弁の中心に向かって筋状に白い模様が入る「曜白(ようじろ)」と呼ばれる模様などもあります。
さらに、花の大きさも巨大輪から小輪まであり、変化に富んでいます。
【栽培環境・日当たり・置き場】
日当たりと風通しのよい場所で育てます。
耐暑性はありますが、真夏は日中葉がしおれやすいので、西日を避けます。なお、短日植物であるため、夜間に照明が当たらないように注意しましょう。
【水やり】
花が咲くまではやや控えめに、花が咲き始めたら乾かさないようにたっぷりと水やりします。生育旺盛となる夏は、朝夕の水やりが必要となります。
気温が高くならないうちに行いましょう。
【肥料】
元肥として緩効性肥料を用土に混ぜておきます。
その後は、10日に1回程度、チッ素分の少ない液体肥料を水やり代わりに施します。
花がつき始める7月中旬からは肥料を中止します。
【病気と害虫】
★害虫:ハダニ、オンシツコナジラミ、ヨトウムシ
ハダニが発生することがあります。
葉のつやがなくなる症状が見られたら、葉裏を確認しましょう。
また、オンシツコナジラミも葉裏につきやすく、これは株を揺すると一斉に飛び立ちます。
ヨトウムシが発生したら捕殺します。
【用土(鉢植え)】
腐植質に富み、水はけのよい用土が適しています。
市販の草花用培養土などを利用し、さらに牛ふん堆肥と川砂を各1割ほど加えるとよいでしょう。
【植えつけ、 植え替え】
タネを直まきするか、ポット苗を移植します。
タネは表皮が硬い(硬実種子という)ので、まく前に、タネのへそを傷つけないように注意してヤスリなどで種皮の一部を削っておきます。
ただし、市販のタネは発芽しやすくする処理がすでに施されているものも多いので、タネ袋の解説をよく読みましょう。
まく時期は、5月中旬から下旬で、発芽適温が20~25℃なので早まきは禁物です。1~2cmの覆土を行います。
ポリポットなどで育苗した場合は、本葉が出始めたころ、根を切らないように移植します。
あんどん仕立ての場合、5~6号鉢に1株、庭植えであれば30cm間隔が目安です。
【ふやし方】
★タネまき:同じ形質のものは得られませんが、タネでふやすことができます。自家受粉を続けると、品質が低下しやすいので、開花時に好みの株を2株用意して人工受粉を行うとよいでしょう。
採取したタネは翌春まで冷暗所で保管します。
【主な作業】
★花がら摘み:一日花なので、開花したら翌日にはしぼみます。
タネをつけないよう、毎日咲き終わった花を摘み取りましょう。
★芽かき:8月ごろから子づるがたくさん発生しますが、大輪の花を咲かせる場合は、子づるを取り除きます。
そうしないと大きな花が咲きません。
★あんどん仕立て:本葉が5~8枚になったら摘心(先端の芽を摘み取る)を行い、わき芽を発生させます。
複数発生したわき芽のうち、最も元気のよい芽を1本残し、ほかは取り除きます。
1本のつるを下から見て左巻きに支柱に誘引していきます。
やや水切れを起こして葉茎がしおれているときに誘引を行うと、つるを巻きやすく、折れる心配がありません。
なお、摘心を行わず、1本のつるをそのまま伸ばして誘引していく方法もあります。
庭木の剪定や草花の手入れは道具や基礎知識があれば、ご自身でも作業が可能です。
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