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今回は7月の花をご紹介致します。
今回は【松葉牡丹】についてお話致します。
松葉牡丹の花言葉は、「無邪気」「可憐」。
真夏の強い日ざしの中でも元気に咲くマツバボタン。
茎が這うように広がり、枝分かれしながら咲き続けます。
花壇やコンテナはもちろん、砂利道のわきや敷石の間などの乾きやすいところでもよく育ちます。
日当たりと水はけがよく、多湿にならない場所であれば、ほとんど手入れの必要もなく、栽培は容易です。
一日花ですが花数が多く、6月から9月ごろまでほとんど途切れることなく次々と咲きます。
園芸品種では花がしぼむのが遅く、夕方ごろまで開くように改良されています。
花色が豊富で、一重咲きから八重咲き、さらに万重咲きまであり、場所によってはこぼれダネで毎年自然に育ちます。また、古くから栽培されている品種‘ジュエル’(‘Jewel’)は耐寒性があり、軽い霜程度なら越冬します。
マツバボタンの仲間のスベリヒユ属(ポーチュラカ属、Portulaca)には100種ほどがあり、園芸利用で重要なのは本種ですが、最近はより性質が強健で花つきのよいハナスベリヒユ(P. oleracea)の利用が多くなっています。
さし芽でふやした品種が多数育成され、マツバボタンにとって代わる勢いです。
F1品種(雑種第一代)のほか、品種名のないタネや、F2品種(雑種第二代)のタネ、花径6~7cmの大輪系の苗も出回ります。
【栽培環境・日当たり・置き場】
日照が多く、高温で乾燥した気候を好みます。
日陰では育たず、多湿の状態が続くと根腐れしやすくなります。
生育、開花には18℃以上が望ましく、25~30℃くらいで旺盛に生育します。‘ジュエル’を除き耐寒性はありません。
【水やり】
庭植えではほとんど必要ありません。
鉢植えは、用土が乾いてからたっぷり水を与えます。
常に湿っていると根の張りが悪く、また根腐れの原因になります。
【肥料】
庭植えではほとんど必要ありません。
鉢植えでは、開花期間が長いので、5月から9月の生育中、月1回の置き肥か、月3回くらい液体肥料を施すと花つきがよくなります。
【病気と害虫】
多湿に注意すれば、ほとんど見られません。
【用土(鉢植え)】
水はけのよい用土を使います。
一般の草花用培養土を利用する場合、軽石や鹿沼土などを2~3割ほど混ぜると安全です。
鉢底石を多めに入れたり、鉢底の排水穴が多い容器を使ったりするのもよい方法です。
【植えつけ、 植え替え】
★植えつけ:タネまき後、本葉6~8枚くらいになったら花壇などに植えつけます。
発根がよいため移植は容易で、根が切れてもほとんど問題ありません。
市販のポット苗を利用して植えつけるのも便利です。
★植え替え:小さなポット苗を大きくしたい場合は、一回り大きな鉢に植え替えます。
また、一度植えつけた株を場所などの都合で移植したい場合も、植え替えが容易です。
【ふやし方】
★タネまき:主にタネでふやします。
適期は4月中旬から6月です。八重咲き品種ではタネがとりにくい傾向があり、F1品種(雑種第一代)の場合は元の親のような花は咲きません。
タネは繊細で、ポットなどにまいて育てるか、花壇やコンテナに直まきにします。
発芽適温20~25℃くらいで、気温が低いとなかなか発芽しません。
覆土はしません。
発芽後は日によく当て、混みすぎないよう、様子を見て間引きをします。
★さし芽:適期は6月から8月です。気温の高い時期であれば、コップの水にさしておいても発根します。
花壇への直ざしも可能です。
【主な作業】
ほとんどありません。
庭木の剪定や草花の手入れは道具や基礎知識があれば、ご自身でも作業が可能です。
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