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今回は7月の花をご紹介致します。
今回は【日々草】についてお話致します。
日々草の花言葉は、「優しさ」「生涯の友情」「楽しい思い出」。
ビンカ属はつる性の多年草または亜低木に分類され、日本ではツルニチニチソウ(Vinca major)とそれより小型のヒメツルニチニチソウ(V. minor)の2種がよく知られています。
ちなみに、種小名の“major”は大きい、“minor”は小さいを意味します。
どちらも、茎が地表を這い、節から根を下ろして広がります。
グラウンドカバーやコンテナ、吊り鉢の縁から垂らすなど、長いつるを生かして多様に利用されています。
花は春から初夏にかけて、立ち上がる茎の葉腋に青や白色の花を咲かせますが、花よりもむしろ、葉に斑の入る品種がガーデニング素材として親しまれています。
緑葉に白や黄色の斑が入る品種があり、斑の入り方にもバラエティがあります。
なお、斑入り品種は花つきがあまりよくありません。
耐寒性、耐陰性、耐乾性に優れ、周年観賞できます。
【栽培環境・日当たり・置き場】
ツルニチニチソウは日当たりから半日陰、ヒメツルニチニチソウは日当たりから日陰でよく育ちます。
花つきをよくするには日当たりが望ましいですが、斑入り品種は半日陰のほうが美しく見えます。
乾燥に強い反面、土壌の過湿を嫌うので、水はけのよい土壌で育てます。
ツルニチニチソウはヒメツルニチニチソウに比べると、やや寒さで葉が傷みやすいので、葉を長く観賞したいときは冬に簡単な防寒をするとよいでしょう。
【水やり】
鉢植えの場合、用土が乾いたら、たっぷりと水やりします。
庭植えの場合は、根がしっかりと張ったあとは、不要です。
【肥料】
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。
その後は施肥をすると茂りすぎるので、追肥は不要です。
ただし、鉢植えの場合は、肥料切れすることがあるので、花後に緩効性化成肥料や有機質肥料を施します。
【病気と害虫】
特に問題となる病害虫はありません。
【用土(鉢植え)】
水はけと通気性に富んだ土が適しています。
市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒5、腐葉土4、砂1などの割合で配合した用土を用います。
【植えつけ、 植え替え】
3月下旬から5月上旬、および9月下旬から10月下旬に、30cmほどの間隔で植えつけます。株元の節を埋めるように深植えにします。
【ふやし方】
株分けまたはさし芽でふやします。
★株分け:つるが土に根を下ろしていたら、そこから切って苗にするのが簡単です。
★さし芽:たくさんふやしたいときは、初夏に伸長が止まって茎(つる)が堅くなったころ、先端を切ってさし芽用土にさします。
【主な作業】
★切り戻し:つるの伸びが速く、広がりすぎるときは、不要な部分の切り戻しや間引きを行います。
また、斑入り品種から緑葉の枝が出た場合は、早めに切り取ります。
庭木の剪定や草花の手入れは道具や基礎知識があれば、ご自身でも作業が可能です。
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